TOP 事例 / ご来場者の声 一般社団法人 シーコンソーシアム
一般社団法人シーコンソーシアムは、サイボウズ株式会社のkintoneやGaroonと連携できるISVパートナーやSIベンダーが集い、共同で販促を行うことを目的に2017年に設立され、以後、年に2回、導入事例/活用事例を紹介するなど、kintone/Garoonの活用方法を学べるイベントを開催してきました。2020年からはコロナウィルスの感染拡大を受けて、オンラインに移行し、今回の2022年2月はアバターでメタバース空間を自由に歩き、出展各社の展示も講演もお楽しみいただけるZIKUを採用し、「シーコン・メタバースEXPO 2022」というイベント名で開催いたしました。
イベントの目的はリアルで開催してきた頃と一貫して変わらず、kintoneやGaroonというサイボウズ株式会社の製品を導入したい、より活用したいというユーザーと会員企業とのマッチングの場を提供し、双方にとって有益な場とすることでした。
2019年まではサイボウズ株式会社のオフィスでリアル展示会を行っていたのですが、コロナ禍を受け、2020年からはウェビナー形式のオンラインイベントにシフトいたしました。ウェビナー形式だと来場者の方に提供できる情報が限定的になってしまうこと、また来場者とのコミュニケーションも一方通行になってしまう為、来場者の温度感が分からず、商談に繋げにくいという話が会員企業から挙がるようになってきました。
そのような課題感を持った状況で、メタバース空間でイベント開催ができるプラットフォームがあることを知り、講演機能もありつつ、会員企業がブースを簡単に構築して展示を行うことができること、そして来場者との双方向のコミュニーションが出来る点に期待感を持って、このツールであれば商談に繋がりにくいという課題を改善できると考え、導入を決めました。
確かに当時はZIKU自体の導入実績がなく、他社でもメタバース空間での展示会は開催されていなかったので、ユーザーからどのような反応があるのか不安ではありましたが、逆に今まで以上にユーザーに楽しんでもらえるという点で期待感の方が大きかったですね。
また、親会社のシャノンさんがイベント運営のノウハウをお持ちであり、そのノウハウを持って開発をされたツールだという点、しっかりとしたサポート体制もあったので、採用に関してそれほど不安はなかったです。
開催プラットフォームがこれまでのウェビナー中心のものから変更となりましたので、出展をする会員企業の皆様に、ZIKUの機能や大きな変更点であるブースの構築やブース内での接客の方法について、通常の説明会とは別にツール説明会を開催するなど、時間を掛けてZIKUをご理解いただくように努めました。その甲斐もあってか、大きな混乱なく、開催準備を進めていただけたのではないかと思います。
出展された会員企業からは、これまでのウェビナー型であれば、ウェビナーの資料や動画を用意すれば、ほぼ準備は完了するのに対して、ZIKUの場合はウェビナーに加えて展示ブースがあるので、展示物の素材を用意するのが少し大変という声は出ておりました。ただこれは来場者に展示会を楽しんで頂くためには必要なことですし、リアル展示会であればもっと大変な作業が発生するわけですので、その辺りのお話をさせていただき、ご理解頂きつつ、準備を進めていただきました。
まずは、当初考えていた2つの課題が解決できたことです。
一つ目のウェビナー形式だと会員企業が来場者の方に提供できる情報が限定的になってしまうという課題に対しては、会員各社がウェビナーに加えて、自社のブースを持ち、ウェビナーだけでは伝えきれない情報を来場者に提供することができました。
二つ目の来場者の温度感が分からず、商談に繋げにくいという課題に対しても、ブースの中でテキストや音声チャットで来場者とコミュニケーションを図ることができ、その場で来場者の温度感を把握でき、後々のアプローチに繋げていただくことができました。主催側としてこれまでのオンライン開催での課題を解決できたことは非常に良かったです。
そして、集客面で前回比416%と大きく向上できた点もお伝えしたい点です。メタバース展示会という新しい形の展示会を開催できたことで、イベント自体の注目度が高まり、多くの方にご来場いただくことができました。
会員企業の皆さまからは、ブース接客の機能は、やはりブース内でのお客様の行動を見ながら、コミュニケーションが取れるので、非常に良い評価をいただいています。また、来場者がブース内の展示物をいつ、何を見たのか確認できる行動履歴やウェビナーの視聴履歴なども一括でダウンロードできる機能があるので、後続のマーケティング施策に活用できたというお声をいただいております。
開催時苦労した点でもお伝えしましたが、一部の会員企業からは、ブース設営の準備が大変だったという意見も出ておりましたので、ブースの大きさが選べるようになると有難いですね。
実はこの4月にZIKUは機能アップデートをしており、今までのブースに対して、展示点数を少なくしたブースもご用意しておりますので、そのようなニーズにもお応えできるのではないかと思います。
そうなんですね。それは助かりますね。
それ以外は如何でしょうか?
一部の来場者からはブース内で音声やテキストチャットができることが分かりづらいというお声がありました。折角のZIKUならではの機能なので、担当者が待機していることが来場者側から見てもすぐに分かるようになるといいですね。
そ貴重なご意見をいただきましてありがとうございます。他のお客様からも同様のお話をいただいており、現在対応中となります。 次回までには難しい可能性がありますが、頑張ります。
特に展示会のようなイベント形態だと、主催社だけがツールを理解しても良いイベントは作れないので、出展社に早めにZIKUのことをインプットする機会を設けることが重要だと思います。通常のウェビナー形式のオンラインイベントツールとは全く別物ですので、他のツールとの違い、ZIKUでできることや、準備物として何が必要なのか、そしてどんな効果があるのかを説明し、理解してもらった上でイベントづくりをすることが成功のポイントだと思います。ZIKUのブースは手を掛けた分だけ来場者の満足度が上がると思いますので、各出展社の理解と協力が必要です。これは展示会以外のイベントでも基本的には一緒だと思います。
一般社団法人シーコンソーシアム(略称:シーコン)は2017年6月に設立されました。
CLOUD MUSTの時代、単一のクラウドサービスで企業のITを全て賄うことはできません。
情報系・基幹系の統合はオンプレミス時代から進んでおり、情報系のクラウドサービスが進化を続けながら、基幹系システムとの連携でクラウドサービスとオンプレミスを統合することをハイブリッドITとして提唱されていました。
最近では基幹系のクラウドサービスが急速に進化し、マルチクラウドが企業のビジネスに不可欠な要素となった結果、エコシステムが急速に進んでいます。このような背景からISVベンダー1社のクラウドの提案では限界があり、複数のクラウドを連携したソリューション提案をするCIerの存在は大変重要になっています。お客様のニーズを満たすために、本法人はkintone / Garoonと連携できるISVパートナーが集まり、さらにCIerとして統合できるSIベンダーが共同で集うことで、お客様が求めるサービスを迅速に提案と実装ができるだけでなく、お客様へクラウドの今と未来をお伝えすることを目指します。