TOP 事例 / ご来場者の声 リコージャパン株式会社
2023年2月6日から3月17日にかけて、「今日からできるDXフェア in RICOHメタバース」と題したオンラインイベントを開催しました。2月にリコーの新製品として複合機をリリースしましたが、それらをはじめとする製品に触れていただき、DXを進めるお客様に今後取り組むべき領域と課題を明確にしていただくのが目的です。会期中、メタバース会場には1,2000名を超えるお客様にご来場いただきました。
ZIKUのことはWebでの検索経由で知りました。イベントのリリースまで1か月半しかない状況でしたので、その短い期間の中で企画~リリースまで完結できることがプラットフォームに求める大前提でした。
また、イベントの目的は「DXを推進するための情報提供の場」でしたので、リアルタイムでのコミュニケーションは必須ではありませんでしたが、お客様へ適切な接客を行う上で行動履歴を把握できることは重要な要素のひとつでした。ZIKUは来場者の行動履歴を可視化し、リード(見込み客)情報として活用することができる点がよかったと思います。
リアルイベントでは看板やブースの装飾など視覚的にわかりやすいナビゲーションがありますが、メタバースの場合はブース内のパネルごとの情報量が限られます。そのため、パネル一枚一枚の内容を来場者にも一目でわかりやすいように工夫しました。また、これからDXを進めていくお客様に向けて「どのように周ったらよいか、どのブースがお勧めか」をわかりやすくナビゲーションしたいという意図から、エントランスホールから外部の診断コンテンツへの導線を設け、3つの診断結果からまず見て回るべきホールをレコメンドするようにしました。
何をどう表現し伝えるか、という軸の部分はメタバースに限らずイベントの根本ではありますが、ただのオンラインイベント開催ではないが故に「どうすればお客様に楽しく観ていただけるか」という点でずいぶん苦心しました。事業所間を繋いで複合機のデモンストレーションを行ったのですが、ZIKUとTeamsを連携して配信を行う形を取りましたので、今後配信機能も実装されると良いなと感じました。
イベントの主となる部分はウェビナーですが、狙いでもあった「来場者の方々により多くの情報を持ち帰ってもらう」という観点については、メタバースの中を歩いていただき様々な情報に触れていただけるので非常に適したサービスではないかと思います。また、そもそも「なぜメタバースで開催するのか?」という部分については、情報を多く取り入れてもらうという点では達成していたかと思いますが、より「体験する」という観点での機能・コンテンツが実現できるとよりよいのではないかと思います。
また、今後メタバースの中でできることが増えることも期待したいですが、今回のように短納期の中で簡単に作成できる良さもあると思いますので、どちらが良いかというのは一概には言いにくい部分かと思います。ただ、今回は開発メンバーがいない中、商品企画やマーケティング・プロモーションのメンバーだけで作り上げることができましたので、開発知識不要でメタバース空間を作成できることはZIKUの良さなのではないかと思います。
イベントを実施するにあたって、まずベースとなるコンセプトを決め、それをどう伝えるかがまず重要になると思います。開催後は、取得した顧客データやその行動履歴を二次活用できるベースがあること。そして、来場者であるお客様を必ず意識することです。誰が、いつどのブースに来て、何を見たのかという情報をいかにマーケティングやプロモーションの観点で活用するかが肝になると思います。
リコージャパンは、SDGsを経営の中心に据え、事業活動を通じた社会課題解決を目指しています。新しい生活様式や働き方に対応したデジタルサービスを提供することで、
お客様の経営課題の解決や企業価値の向上に貢献。オフィスだけでなく現場や在宅、企業間取引における業務ワークフローの自動化・省力化により、“はたらく”を変革してまいります。