メタバースプラットフォームのZIKU(ジクウ)

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事例

TOP 事例 / ご来場者の声 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (Canon Business Solution Fair 2024)

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(Canon Business Solution Fair 2024)

メタバースでオンラインでの顧客接点を創出し、多くの来場者にリーチ。
リアルイベントとのハイブリッド開催で顧客共創に成功。

導入の目的
  • リアルイベントとのハイブリッド開催で、より広い顧客にリーチしたい。
導入前の課題
  • Web会議ツールだけでは顧客体験に限界。
    メタバースを活用して、よりリアルイベントの体験に近づけたい
導入効果
  • タッチポイントを増やすことで、複数チャネルからの「顧客共創」に成功。
    多様な顧客層にあまねくリーチすることができた。

Canon Business Solution Fair(以下、CBSF)がどのようなイベントか、概要と開催目的を教えてください。

CBSFは、東京・品川と大阪・中之島、そしてオンラインで5日間にわたって行われるビジネスイベントです。リアル開催に加え、ZIKUによるオンライン開催も交えたハイブリッドイベントとなっています。いわゆるエンタープライズ層の顧客が1000名以上来場する、当社にとって一大イベントと位置付けています。

CBSFがリアル開催からハイブリッドイベントへと移行した経緯はどのような理由からでしょうか。

エンタープライズ部門は顧客規模がある程度決まっています。一定以上の役職者の方とのリレーション強化が主目的となりますのでリアルイベントだとなかなか多くの方をご招待することは難しく、広くリードを獲得することは難易度が高いと言えます。一方、オンラインは場所を問わないというメリットもあり、リアルに比べればおもてなしはどうしても薄くなるものの、いつでもブラウザからすぐにアクセスしていただけるということもあり、顕在化しているニーズを幅広くキャッチして次のアクションに繋げていくということを重視しています。そのため、コロナ以前はリアル限定でしたが、現在はリアルとオンラインのハイブリッド開催によって双方のメリットを生かす形としています。

ZIKUを導入いただいた背景・経緯、導入当時の期待を教えてください。

CBSFの構想当初、メタバースの利用は想定していませんでした。ですが、ウェビナーツールでの開催を考えると講演を流すだけになってしまうため、訴求としては不十分ということになり、自分から展示を見に行く臨場感、特別感が味わえるメタバースプラットフォームが候補に挙がりました。3D、2D双方の軸で検討しましたが、空間の作り込みや操作性に課題があった中でZIKUはメタバース空間構築の難しさがなく、手軽にイベント開催できる点が導入の決め手となりました。3Dの展示ホールのほか、2Dの講演ページを併用できるのも良かったですね。

3回目のご利用ということで、工夫された点はどのようなところでしょうか。また、前回と比べて進歩した点、反省点などあれば教えてください。

初回の開催から、展示や導線など様々な試行錯誤を経て今の形に辿りつきました。展示のパネル1枚をとっても「情報量が少なくて何があるのか分からない」という声を頂いたこともあり、今回のイベントではパネル毎にぱっと見で分かるように情報を詰め込むスタイルとしました(※画像参照)。パネルはスタッフが作成したものですが、それぞれ視覚的に分かりやすくなるように心がけています。

また、セミナーと展示をリンクさせることでよりインタラクティブにコンテンツを見ていただけたのではないかと思います。動画の再生中には、関連する展示のリンクをレコメンドのように表示させるようにしたことで視聴が増えました。ZIKUは展示ブースと講演会場が分かれていますので、来場者の方の業務に関連するサービス・ソリューションを確実に見てもらい、いかに商談に繋げるかを考えながら設計しました。差異はあるものの、閲覧数やコンバージョン数(商談申込数)に繋がったものも多かったですね。

ZIKUを導入して良かった点は何でしょうか?また今後、ZIKUにどのようなことを期待したいですか?

まず導入という点において、いわゆるメタバースの構築に係る費用面・人的なコストでの負担が少ないことと、3D環境を作り上げる難しさがZIKUにはなかったので、スムーズにイベントの準備~催行が進むというのがメリットですね。メタバースというよりオンラインイベントとしてのメリットでもありますが場所を問わないこと、専用のVRゴーグルなどが不要でブラウザからメタバース空間にアクセスできるのも来場者には便利なのではないでしょうか。

今後の要望としては、ブース内で設定した動画が定刻になったら自動的に再生されるなどの機能があると良いと感じました。また、ダッシュボードや来場通知のメール、プッシュなどもあると助かりますね。
その他には、申込情報を担当者がSalesForceに毎日手作業で連携していますので、この辺りが自動連携できると尚良いと感じます。

今後、メタバースイベントを開催される企業にアドバイスをお願いします。

2Dサイトと違い、メタバース空間はどうしても迷いやすいので会場の導線設計が非常に重要になると感じました。特に会場(ホール)入場後すぐにログアウトしているケースが見られましたので、事前の周知やエントランス画面での誘導方法に気を付けた方がよいように思います。

また、申込からの参加率を高めるために、イベント開始までの期間で申込いただいた方に対して、メルマガなどでコンテンツの告知をするのも効果的ですね。複数のコンテンツを見て回ってもらうことになりますので、その辺りの周知徹底が大事だと思います。

イベント中はブースのチャット対応要員として3名のスタッフに常駐してもらいましたが、フリーで対応してもらえるよう、企画のスタッフ約50名にも事前に協力を要請していました。得意先の企業様に来場いただくイベントでしたので、スタッフへの協力要請が行き渡っているとよりイベントの運営がスムーズになるのではないかと思います。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社について

私たちキヤノンマーケティングジャパングループは、グローバルキヤノングループの一員として、日本国内でのマーケティング活動やソリューション提案を担っています。
これまでの歩みの中で培ってきた「イメージングとITの技術力」、広範で強固な「顧客基盤」、そして「人材力」といった強みを生かし、大手企業から中小企業、専門領域や個人のお客さままで、それぞれに最適なソリューションを提供しています。